競艇プロの買い方:データ分析と資金管理で勝率アップ
今回は、競艇プロの買い方を解説していきます。
競艇(ボートレース)でプロと呼ばれる人たちは、独自の戦略と経験に基づいて舟券を購入し、安定して利益を上げています。
本記事では、そんな競艇プロの買い方の極意を競艇マスターズが徹底的に解説していきます。
この記事で わかること |
---|
競艇プロとは? 競艇におけるプロの定義と 一般的な競艇ファンとの違い |
これがプロの舟券術! プロが実践する データ分析と戦略 |
プロの予想はここがすごい! 実践的なレース分析と 予想のコツ |
これまでの失敗から学ぶ! 失敗しないための注意点 |
データ分析の手法から資金管理、レース選びのポイントまで網羅し、勝率と回収率を高めるための実践的なアドバイスを提供します。
中級・上級者の方やプロ予想家の手法を学びたい方はぜひ参考にしてください。

脱サラし、競艇予想家・ライターとして活動中。競艇歴は19年。様々な雑誌やWEBサイトで競艇に関するコラムを執筆する。データを駆使した予想が得意で的中率は業界トップクラス。個人の予想は12年連続で+収支を継続中。
目次[表示]
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競艇におけるプロの定義
競艇における「プロ」とは何か?
競艇の世界でプロと言えば、大きく二種類います。
ひとつは競艇予想を生業とし、舟券で安定して稼ぎ続けている人です。
彼らはいわばプロのギャンブラーであり、豊富な知識と経験によって長期間プラス収支を維持しています。
またもうひとつは、競艇場で予想紙を販売する予想屋(プロの予想家)や、長年競艇を研究して高い的中率・回収率を誇るベテランファンのことです。
いずれにせよ、競艇のプロは一般のファンとは一線を画す分析力と戦略眼を持っています。
ではそんなプロは、一般的な競艇ファンと何が違うのか、プロが重視する要素はなんなのか。
競艇プロが特に重視するのは次のようなポイントをまとめました。
グレー | グレー |
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徹底した 情報分析 |
選手の過去成績、モーターの性能、 コース特性、天候・水面状況など あらゆる要素を考慮して 予想を組み立てる。 例えば「風が強い日は スタート巧者が有利になる」 など細かな条件も見逃さない。 |
資金管理 の徹底 |
一度のレースに大金を賭けず、 複数レースに分散投資して リスクを抑えるなど、 お金の管理にも厳格。 勝っても負けても感情に左右されず、 常に計画通りの範囲で資金を運用。 |
冷静な判断 とメンタル |
負けが続いても熱くならず 冷静さを保ち、次のチャンスに備える。 「負けたときこそ冷静さが試される」 とプロたちは口を揃える。 感情に流されず 一貫したスタイルを貫くことが、 長期的に勝ち越す秘訣。 |
長期的 な視点 |
目先の一勝負ではなく、 トータルの回収率を重視。 的中率(当てる頻度)よりも 最終的にプラス収支になるかを重んじ、 年間やシーズン単位で戦略を立てる。 |
これらの要素を高いレベルで実践しているのが競艇プロです。
では、具体的にどのような分析や戦略で舟券を買っているのか、以下で詳しく見ていきましょう。
プロが実践するデータ分析と戦略
データに基づく予想こそプロの真骨頂です。
プロは勘や運に頼らず、膨大なレースデータを駆使して論理的に舟券を組み立てます。
情報収集を徹底し、自らデータベース化して管理しているプロも少なくありません。
ここではプロが注目する主なデータ要素と戦略をご紹介します。
要素 | 戦略 ポイント | 補足事項 | まとめ |
---|---|---|---|
過去の レースデータ 活用 | 競艇プロは過去のレース結果 や統計を綿密に分析。 各競艇場ごとの傾向や、 選手ごとのコース別成績 などを調べ上げ、 勝ちパターンを探る。 | 例えば、出目ランキング (頻出する組み合わせ)も 重要な参考データ。 一般的に3連単の出目で 最も多いのは「1-2-3」で、 その占有率は約7~8%になる。 実際、ボートレース芦屋の統計でも 「1-2-3」が占有率7.7%でトップ。 | プロはこうした 定番の出目を把握した上で、 競艇場ごとの特徴に合わせて 予想に活かす。 (例えば、徳山や大村では 「1-2-3」が出やすい等)。 一方で単なる頻度だけに頼らず、 当日のコンディションや メンバー構成に応じて 柔軟に判断する。 |
選手の 成績・特徴 | 特徴や選手ごとの実力差を 把握するのもプロ予想の基本です。 勝率や2連対率・3連対率、 最近の調子(直近節の成績)、 さらには選手の級別 (A1・A2・B級)、 年齢や体重まで細かく確認。 | 特にスタートタイミング の傾向は展開予測に 直結するため重視される。 スタートが早い選手が インにいる場合は 「逃げ」が決まりやすく、 逆にイン選手のスタートが 遅そうなら波乱含み と読むことができる。 | プロは各選手の長所短所 を知り尽くし、 「誰が主導権を握るか」 「誰が差してくるか」 といった展開シナリオを 複数用意する。 |
モーター性能 の重要性 | 競艇ではボートとモーター が抽選で割り当てられ、 中でもモーター性能(機力) の差は結果に直結する。 プロは各モーターの2連率 (そのモーターで 連対した確率) をチェックし、 優良機かどうか見極める。 | 一般に2連率40%以上なら エンジン優勢 (A1級相当の強さ) と言われる。 例えば直近で エンジン整備されたばかり のモーターは実績データが 当てにならない こともあるが、 逆に勝率の高いモーター を手にした選手は 大いに狙い目。 | プロは数値だけでなく 直前の展示航走の動きや プロペラ調整状況も見て 総合判断する。 「モーター2連率は あくまで目安」 と心得て、展示タイムや 音などから実際の気配を 読み取るのがプロの技。 |
枠番と 展開予測 | 枠番(コース)による有利不利 もプロは熟知している。 一般的に1号艇が最も有利で 「イン逃げ」が基本戦術 だが、その信頼度は 競艇場や条件によって 異なる。 インが強い競艇場かどうか、 当日の風や波の状況 まで考慮してレースを選ぶ。 | 例えば大村や徳山など インコース勝率が高い水面 では1号艇の信頼度が高く、 本命サイドの決着を狙う。 逆に江戸川のように 水面が荒れやすく アウトコースの台頭も 多い場では、 無理に勝負をしない。 また、進入コース (展示でのコース取り) も重要と考える。 | 想定外のコース取り になれば展開予想も変わるため、 プロは展示航走での 進入隊形を確認し、 直前情報で予想を修正。 「スロー勢が深インに なったからまくり差しが 決まりそうだ」 など、目まぐるしく 展開をシミュレーションし 舟券戦略を練る。 |
以上のように、競艇プロはデータと直感を融合させて緻密な予想を行います。
過去データに裏付けられた予測力と、当日のわずかな変化も読み取る洞察力によって、一般ファンには真似できない精度でレースの行方を見通しています。
資金管理の基本と戦略
競艇プロにとって資金管理は生命線です。
ただ当てることだけでなく、トータルで利益を残すにはお金の配分を戦略的にコントロールする必要があります。
プロが実践する資金管理の基本と戦略を見ていきましょう。
資金管理 の基本 | 詳細 | 補足事項 |
---|---|---|
予算設定 と投資配分 | プロは最初に 今日使う軍資金を明確に決め、 その範囲内で勝負。 さらに利益確定ライン (利確ライン)も設定し、 ある程度プラスが出たら 深追いしないルール を持っている。 | 例えば 「今日は予算1万円・ 利益目標プラス1万円」 と決めたら、 どんなに調子が良くても それ以上の金額は賭けない。 一つのレースに張りすぎず ベット額を均一に保つことで、 大負けを防ぎ 安定した収支を目指す。 |
リスク分散と 複数レース戦略 | プロは一発勝負の危険 をよく知ってる。 そのため、一度に全額 を賭けるようなことはせず、 複数のレースに 資金を分散させる。 | あるプロの例では 「今日は3レースに分けて賭ける。 1レース目は本命狙い、 2レース目は穴狙い、 3レース目は高オッズ狙い」 といった具合に、レースごとに 狙いと配分を変えていた。 こうすることで 一度の敗北で資金がゼロ になるリスクを避けつつ、 チャンスを複数回に増やしている。 また、当たりやすいレース と高配当狙いのレース を組み合わせることで、 勝率と回収率のバランス も取っている。 |
ベット額の調整 と一貫性 | 勝っているときも 負けているときも、 常に一定のベット額・ルール を守るのがプロ。 調子が良いからと 賭け金を急激に上げたり、 負けが込んだからといって 取り返そうとオールインする ことはない。 | 例えば、5連敗しても 次のレースに賭ける額は 普段通り1レースあたり数千円に留め、 予算オーバーは絶対にしない といった自己規律を徹底。 逆に連勝して利益が出ている場合でも、 有頂天になって賭け金を 吊り上げず勝ち分を確保 するよう努める。 資金管理の鉄則は 「一回の勝負で破滅しないこと」 であり、プロは常に最悪の事態 を想定した金額設定をしている。 |
長期的 な投資戦略 | 資金管理は単日の勝敗 だけでなく、長期的 な投資戦略とも関係する。 プロは自分の期待値 (勝率と配当のバランス) を把握しており、トータルで プラスになる賭け方を貫く。 | たとえある日は負けても、 年間を通じて回収率100%超 を目指す計画性がある。 実際、競艇プロの平均回収率は 150%前後とも報告されており、 長いスパンで見れば 確実に利益が積み上がるよう 運用されている。 この数字からも、 資金配分と賭け方の最適化 によって払い戻し額が投資額を 大きく上回ることを証明している。 |
資金管理を徹底すれば、たとえ的中率がそれほど高くなくても最終的に勝てる可能性が高まります。
競艇プロは「負けをいかに小さく抑え、勝ったときの利益をいかに最大化するか」を常に考えて行動しているのです。
皆さんもプロのように明確な資金計画を立てて臨めば、競艇で勝ち組に近づけるでしょう。
買い目の決定方法
どの舟券をどう買うか(買い目の決定)はプロの腕の見せ所です。
オッズとの付き合い方や回収率を意識した買い方など、プロならではのテクニックを解説します。
また、プロが避けるNGな買い方についても触れていきます。
テクニック | 詳細 | 補足事項 | 具体例 |
---|---|---|---|
オッズとの 向き合い方 | 競艇プロはオッズ (配当倍率) を冷静に評価。 オッズ=期待値 として捉え、配当妙味 (オッズに見合った価値) があるレースかを選別。 「人気だから」 「高配当だから」という理由 だけでは買わず、 オッズ以上に的中の可能性 が高い組み合わせに 狙いを定める。 | 人気サイドの低オッズ ばかりを狙っていては、 大きく勝つことはできない。 かといって高オッズ の穴券ばかり狙う のも的中率が下がり リスクが大きい。 | あまりにも オッズが低い組み合わせ は見送ることも多い。 1番人気の3連単が数倍程度 しか付かないような場合、 いくら当たりそうでもトリガミ (的中しても投資額を 下回る払い戻し) になる可能性が高いため プロは手を出さない。 逆にオッズが高めでも 自信のある展開なら果敢に狙う。 人気オッズに左右されすぎず、 時には高配当も狙うのが プロの流儀。 |
回収率を 高める買い方 | プロは的中率より回収率 (=払い戻し総額 ÷ 購入総額) を重視。 的中時のリターンを最大化し、 外れても損失を限定 できるよう努める。 | 払戻金が低すぎる 買い目は切り捨て、 当たったときに十分な リターンが得られる 買い目に絞ります。 さらに買い目の点数を 絞ることも重要なポイント。 | プロは一つのレースで 闇雲に多点買いせず、 1~3点程度に厳選して 厚く張ることが多い。 難易度は高いものの、 平均配当が最も高く一撃の リターンが大きく、 トータル収支をプラスにしやすい という観点から 3連単を選ぶのが主流。 プロの中には 常に3連単のみ勝負 という人もいるほど。 その他「イン逃げ鉄板」 と読むレースなら 1-2の組み合わせ1点勝負 にしたり、あるいは フォーメーションを工夫して 少ない点数で網をかける。 |
プロ直伝の買い目テクニック
ここではプロがよく使う買い方の例をいくつか紹介します。
買い方例 | 詳細 | 補足事項 |
---|---|---|
1-2-全の3連単 フォーメーション | 「困ったらこの買い方」 とも言われるほどプロに 信頼されている定番戦法。 1着に本命、2着に対抗格を固定し、 3着は全通り流す フォーメーション。 典型的なのは「1-2-全」。 1号艇と2号艇が実力上位で 信頼できるとき、3着は 誰が来てもおかしくないので 全通り押さえる形。 | これなら点数4点で済み、 万一3着に人気薄が来れば 高配当もあり得る。 「1-2-3」「1-2-4」など 堅い決着でもトリガミを 避けやすいのが利点。 プロも困ったときは この買い方に立ち返る と言われるほど 多用される。 |
軸決め 出目買い | 特定の選手を「軸」 (必ず連に絡むと信頼) として、その選手が 1着や2着になる組み合わせ を広めに押さえる方法。 出目買いとは言っても データに裏付けされた 軸設定が重要。 | 絶対的な本命がいる場合、 その選手を1着固定にして 相手を複数流すフォーメーション (例:「1-→2,3,4のボックス」など) を組む。 こうすることで軸が来れば 高確率で的中し、 相手次第では高配当も得られる。 |
ボックス買い (BOX) | 複数の艇を選んで その組み合わせすべてを 買う方法。 プロでも4艇ボックス (4艇の組み合わせ=24点) などを用いることがある。 ただし点数が増えすぎると トリガミリスクも上がるため、 プロはボックスも状況次第 で使い分ける。 | 実力伯仲の選手 が多く絞りにくいレースでは、 あえて有力どころ4艇を ボックスにして万舟券狙い に徹するという戦略。 点数は増えるが、 その分高配当を得られる 可能性が高まる。 |
プロが避けるNGな買い方
プロは勝つためにやらない買い方もしっかり心得ています。
プロが避ける NGな買い方 |
詳細 |
---|---|
闇雲に点数 を増やす |
例えば「全通り買い」や 人気サイドから穴まで 網を広げすぎる買い方は、 一見当たりそうでも 的中してもマイナス (トリガミ)になりかねない。 実際プロは 的中率至上主義の買い方、 つまり当てることだけ 狙って配当を度外視した 買い方は決してしない。 |
負けたときに 熱くなって 倍プッシュ |
感情任せに賭け金を 吊り上げると痛い目を 見るのを嫌というほど 経験しているため、 プロはどんな状況でも 計画を崩さず冷静。 |
根拠のない 勘や噂に頼る |
「この番号はラッキーナンバーだから」 「有名予想家が◎と言ったから」 だけで買うことはなく、 最終判断は必ず自分の分析 に基づいて下す。 予想屋の情報もあくまで 参考程度で、鵜呑みにしない のがプロと初心者の大きな違い。 |
以上のように、買い目の決定はオッズとの駆け引きでもあります。
プロは自分のシナリオに合致する買い目を厳選し、無駄な舟券は一切買いません。
そのストイックさが高い回収率に繋がっているのです。
実践的なレース分析と予想のコツ
理論を踏まえた上で、実際のレースでどのように分析・予想を行うか、そのコツを紹介します。
プロさながらの視点でレースを読み解けば、予想精度は格段に上がるでしょう。
レース展開の読み方
まずレース前には展開シナリオを複数用意します。
最も有力なパターンと、次に起こりそうな代替パターンを考えるのです。
例えば、「イン逃げが決まる展開」と「インが凹んでまくりが決まる展開」の2通りを想定します。
その上で各シナリオごとに有力な組み合わせを割り出し、舟券に反映させます。
具体的には、出走表を見ながら以下の点をチェックします。
チェック ポイント | 詳細 |
---|---|
スタート力 の比較 | インの選手が他より コンマ1でもスタートが遅ければ、 まくり屋が攻めて 波乱になる可能性あり。 |
コース取り | 実力者が*チルトを跳ねて 大外から行きそうか? スローかダッシュかで 展開が大きく変わる。 |
決まり手 傾向 | そのレースで逃げが濃厚か、 まくりが炸裂しそうか、 あるいは差しが届くかを判断。 |
連下候補 | 1着は堅そうでも2着3着は 波乱含みというケースも多いので *「ヒモ穴」になりそうな 選手を探す。 |
プロはこれらを総合して「どの選手が1周1マークを先頭で回るか」をイメージし、次に誰が追走するかを描きます。
一度シナリオが固まれば、買い目は自ずと見えてくるでしょう。
重要なのは、自分の予想シナリオが崩れる要因があるかも検討することです。
もし不確定要素が多すぎるなら、そのレースは見送る判断もプロはします。
予想が立てやすい条件のレースを選ぶのも勝率を上げるポイントです。
ボートにモーターを取り付ける角度のこと。
取り付け角度が小さいほど出足が強くなり、
逆に角度が大きくなるほど伸びが良くなる
といわれている。
ヒモに穴(人気のない艇)が絡むこと。
頭(1着)は人気艇で2、3着のどちらか、
もしくは両方に人気のない艇が入賞するケース。
2着→「ヒモ」・3着→「トリ」
といわれることもある。
競艇場ごとの特徴と攻略法
競艇場ごとの癖を知ることも実践的な予想精度向上に有効です。
全国24場、それぞれ水質(海水or淡水)や風の影響、コース幅などが異なり、傾向があります。
突出した特徴を有している代表的な3つ競艇場の特徴をまとめると以下の通りです。
競艇場 | 特徴 |
---|---|
大村 | 日本一イン逃げ決着が 多いことで有名。 1号艇の信頼度が非常に高い。 |
江戸川 | 水面狭く潮流と風の影響 が大きいため波乱が頻発。 インが不利になるケースもある。 |
びわこ | 広大な淡水コースで直線が長い。 アウトコースからのまくり が決まりやすい傾向。 |
プロはこうした地の利を踏まえて競艇場ごとに戦術を変更。
イン有利場では基本に忠実にイン軸予想をし、一方万舟券が出やすい場では思い切って高配当狙いの舟券を投入するなど柔軟に対応します。
遠征してくる選手の相性や当地勝率など、コースごとの細かなデータもチェックしているのがプロです。
「この場のこの選手なら鉄板」「この条件なら波乱」というパターンを経験から蓄積しているため、初見のファンとは予想の深みが違います。
実際のレースを用いた分析例
これまで解説した、実践的なレースのコツを実際に試していくときにどうすれば良いのか。
具体的なレースの予想例を用いて解説していきます。
たとえば、2019年7月15日のオーシャンカップ優勝戦では以下のような分析が行われました。
枠番 (コース) | 選手評価 | モーター評価 | 展開予測 |
---|---|---|---|
1号艇 (イン) | ◎ (A1級で勝率高) | ◎ (モーター2連率高) | △ (平均ST遅め) |
2号艇 | △ (勝率まずまず) | ◯ (平均的) | ◯ (差し展開有) |
3号艇 | △ (勝率まずまず) | ◎ (モーター良機) | △ (スタート普通) |
4号艇 | △ (やや格下) | △ (平凡) | △ (カドまくり厳しい) |
5号艇 | × (実力下位) | △ (平均並) | ◯ (展開ハマれば) |
6号艇 (大外) | × (実力下位) | △ (平凡) | × (展開厳しい) |
このように「選手」「モーター」「コース(枠番)」「展開」の4要素をそれぞれ評価。
結果、◎が3つ付いた1号艇が優勝候補筆頭、◯が2つ付いた2号艇・3号艇・5号艇が連下候補と判断されました。
実際のレース結果は1-5-3で3連単37.9倍(14番人気)となり、この予想は的中しています。
一見「たまたま当たった」ように思えるかもしれませんが、重要なのはこの「たまたま」を引き寄せる確率をいかに上げるかです。
プロはまさにこの作業を日々行っており、複数の要素をバランス良く分析することで的中率と回収率を最大化しているのです。
この例のように、自分なりの評価基準を設けて客観的にレースを分析すれば、予想の再現性が高まります。
「勘が当たった」ではなく「分析通りになった」という経験を積み重ねることで、プロの境地に近づけるでしょう。
ぜひ実際のレースでも、データに基づくシナリオ予想を試してみてください。
失敗しないための注意点
競艇で勝率を上げるにはプロの手法を学ぶことが近道ですが、同時に陥りがちな失敗を避けることも大切です。
最後に、初心者・中級者が気をつけるべきポイントや負けを最小限に抑える考え方をまとめました。
気をつける ポイント |
具体的的な 取り組み方 |
補足事項 |
---|---|---|
闇雲な賭け方 をしない |
競艇はレース数も多く楽しいので、 つい毎レース賭けたくなるものだが 予想が難しいレースや 自信のないレースにまで 手を出すのは厳禁。 |
プロは条件に合わないレース は勝負を避けるくらい選別 が徹底している。 自分の狙いパターンに 当てはまらないレースや、 荒れそうで読めないレース は潔く見送る勇気も必要。 「このレースは難しい」 と思ったら観戦に徹し、 勝負は自信のある所だけに 絞ること。 |
資金計画の 崩壊に注意 |
初心者が陥りやすい罠 の一つが、負けを取り返そう として熱くなること。 数レース外したからといって 予定外の大金を賭けたり、 借金をしてまで続行するのは 絶対に避けること。 |
プロはどんなに負けが 続いても冷静さを失わない。 最初に決めた予算以上は 絶対に使わないという 自己ルールを守る。 もし負けが込んできたら、 一旦休憩して頭を冷やす、 日を改めるなどして 損失を最小限に 留める判断をすること。 また、短期的な勝敗に 一喜一憂せず長期的な視野 で取り組むことも大切。 今日ダメでも次に勝てばいい、 くらいの余裕を持つことで 無謀な賭けを防げる。 |
情報の 取捨選択 |
予想に役立つ情報収集は 重要だが、世の中には 玉石混交の情報が溢れている。 特に競艇予想サイトや SNS上の噂話など、 信頼性が不透明な情報 に振り回されないよう注意。 |
プロは公式データや 自身の経験則を最重視し、 他人の予想は参考程度にとどめる。 「〇〇選手は地元だから買い」 など安易なジンクスも 信用しすぎない方が賢明。 自分なりに裏付けを取った 情報だけを武器に戦うこと。 |
欲張り すぎない |
「もっと勝ちたい」 「一度でいいから高額配当を当てたい」 という気持ちは誰しもある。 しかしそれを焦って追い求めると、 かえって落とし穴にはまりやすい。 高額配当を狙うあまり 無謀な穴狙いばかりする、 あるいは堅実に行きすぎて トリガミを量産するなど、 極端な買い方は避けること。 |
プロはメリハリをつける。 勝負レースでは大胆に狙うが、 基本はコツコツと利益を積み重ねる。 一発逆転を狙うより、 まずは年間トータルでプラス を目指すという意識を持つこと。 |
検証と 振り返り |
失敗しないためには 自分の予想を検証する習慣 をつけること。 外れたレースは 「なぜ外れたか」を分析し、 次に活かす。 当たったレースも 「なぜ当たったか」 「運が良かっただけか、読み通りか」 を振り返る。 |
プロも日々このPDCAを 回して予想精度を高めている。 特に初心者のうちは 予想ノートをつけるなどして、 自分の予想の弱点を洗い出す と上達が早くなる。 |
以上の点に注意すれば、無用な失敗を減らしつつ競艇で勝てる可能性が高まります。
競艇はあくまで娯楽であり投資ですから、冷静で計画的に楽しむことが長く勝ち続けるコツと言えるでしょう。
競艇予想の効率を最大化するには
競艇プロの買い方について学んだことで、今後自身の競艇予想の精度は格段に上がっていくでしょう。
もし、さらに手堅く勝負しつつ、実力をつけていく最中の勝率も上げていきたいのであれば、予想の参考元はもう一度押さえておくべきでしょう。
現在、特に無料予想の成績が良いサイトTOP3がこちら。
他にも継続的にプラス収支を伸ばしていっているサイトはありますが、この3サイトだけは別格です。
登録も無料で年会費もかからないので、気になったサイトを登録して自分の予想を磨いていくことでく、安定的に勝率やプラス収支が伸びていくはずです。
また、予想の参考元は多ければ多いほど勝率が安定します。
全部となると個人で見るのは正直無理ですが、少なくとも2サイトは押さえておくことがおすすめです。
上記で紹介した他にも収支を伸ばし続けている競艇予想サイトはたくさんあり、精度の高い予想を提供してくれるサイトは下記の記事にまとめているので、あわせて確認してみてください。
よくある質問と回答
最後に、競艇のプロの買い方に関して読者の方からよく寄せられる質問にQ&A形式でお答えします。
初心者の疑問から実践的なポイントまでまとめました。
A:完全に同じレベルは難しいですが、一部を取り入れることは可能です。
初心者の方でも、プロが重視するデータ分析や資金管理の基本は真似できます。
例えば出走表の細部までチェックする、過去成績をメモしておく、予算を決めて守る、といったことです。
それだけでも予想の精度と安定感は上がるでしょう。
最初は的中率重視で当てる感覚を掴むことも大切です。
ある程度慣れてきたら徐々に回収率重視にシフトすることで、プロ的な舟券術に近づけます。
また少額(100円単位)から練習し経験を積むことをおすすめします。
いきなり大金を賭けるのではなく、小さく試行を重ねて学びましょう。
プロの買い方のエッセンス(データ重視・計画的投資・冷静な判断)を意識すれば、初心者でも着実にステップアップできます。
A:安定して勝つためには一貫した戦略と自己管理が鍵です。
具体的には、以下の点を心がけましょう。
まず予想の精度向上:データ分析に基づいて予想を立て、ブレない軸を持つことです。
運任せではなく自分のスタイルを確立してください。
次に資金管理徹底:勝っても負けても冷静に、予算内でやりくりする習慣をつけます。
負けを重ねないことで資金が持続し、その分チャンスも増えます。
さらにレース選びも重要です。
プロ同様、条件の良いレースを選んで勝負し、不確実性の高いレースには手を出さないようにします。
またメンタル面の安定も必要です。
連敗しても戦略を信じて続けられる忍耐強さや、逆に連勝しても慢心しない謙虚さを持ちましょう。
競艇で完全に「安定して勝つ」ことは難しいですが、プロのように長期的視点でトータルプラスを目指すことで結果的に安定した収支に近づきます。
勝率(的中率)だけでなく回収率も指標にして、自身の予想を改善し続ける姿勢が大切です。
A: いくつか役立つツールやサイトがあります。
まず公式のボートレースオフィシャルウェブサイトは基本中の基本です。
直近のレース結果や選手成績、モーター情報、展示タイムなど信頼できるデータが網羅されています。
プロも公式情報は必ずチェックしています。
また、各競艇場の公式サイトにも独自のデータコーナーがあり、出目データやコース別統計などを公開しているので活用しましょう。
次に予想支援ツールとしては、近年AIを使った予想サイトやアプリも登場しています。
たとえば「競艇予想AI」や競艇データベースサイトでは、過去データを入力すると自動で期待値の高い買い目を算出してくれるものもあります。
精度はまちまちですが研究材料として面白いでしょう。
またスマホアプリでは「競艇場公式アプリ」や情報誌マクールのアプリなどがあり、出走表閲覧やオッズ確認、収支管理に便利です。
実際にプロ予想家が監修しているアプリもあります。
さらに、人間の予想家の意見を参考にするなら競艇ユーチューブチャンネルや競艇ブロガーもチェックすると良いでしょう。
中には予想巧者として有名な人もおり、プロの目線を学べます。
ただし最終的な判断は自分で下すことが重要です。
ツールや他者の予想はあくまで参考材料と割り切り、自分のスキル向上に役立ててください。
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